オフィスビルで真面目に働く一人の女性清掃員。
彼女がエレベーターに乗り込もうとして起きたこととは…

エレベーターにはドラマがある。というと少し唐突だが、映画やドラマのワンシーンなどでもエレベーターは格好の素材として使われることが多い。スリルやサスペンス、そしてロマンス…様々な演出の味付け役となるエレベーターだがやはり機械、故障などのトラブルが起きることもある。

それは1月5日の朝、BTSウドムスック駅近くのオフィスビルでのこと。女性の清掃員が3階から下の階へ移動しようとした際にエレベーターを呼んだ。それは貨物用エレベーターで、自動扉ではなく自分で扉を開けるタイプ。リフトが到着したサインが点いたので、彼女は扉を開けて中へ入ろうと一歩を踏み出した。事故はそこで起きる。

なんと呼んだつもりでいたリフトは階下に止まったままで、まだ3階まで来ていなかったのだ。当然のことだが清掃員は転落。幸いにも彼女は階下に停止中のリフトの上部に落ちたため、外傷を負ってしまったものの骨折はなく、命には別状がなかった。

このようなエレベーターの事故は、なにもタイだけではなく日本でも起きている。やはり手動扉のエレベーターでの転落事故例が多く、2009年頃にはなぜか連続して起きたらしい。専門家によると、自動扉であっても基本構造は手動扉と同じ。ドアの開閉を制御するセンサーや機械部の故障が原因で、毎日使っているマンションやオフィスのエレベーターでも同様のことが起きてしまう可能性がないとはいえないという。

「たとえ扉が開いても、すぐに乗り込んではいけない」
これは専門家が唱えるエレベーターの教訓である。

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