学校の軒下に取り付けられた72台の扇風機。
その摩訶不思議な光景の裏側にある、怪しい理由とは…

扇風機といえば、タイでもその気候風土の中にあって欠かせないアイテム。寺院や食堂などの人が集まる場所では、天井から吊り下げられた扇風機が涼風を送ってくれる。

そんな扇風機をめぐる出来事がSNSで拡散され、ちょっとした話題になった。

舞台はローイエット県のとある学校に建った新築校舎の建築現場。竣工間近になった校舎の軒下には、天付型の扇風機がずらっと並んでいる。その数はなんと72台で、数10cm間隔でぶら下げられたどう見ても奇妙な光景だ。

学校関係者によると、建築請負業者に約10万Bの予算で扇風機の設置を手配したところ、どういった行き違いがあったのか、業者は「扇風機を72台設置して」というオーダーだと勘違いしたという。しかも、市当局が設置場所を指定するのが遅くて建築完了期日に間に合わないという理由から、業者が“勝手に場所を決めて設置”したというから驚き仰天だ。戸外の軒下に設置場所を選んだのも、手っ取り早く設置できるから。

理由や原因はどうあれ、そもそも扇風機をこんな場所にこんな間隔で設置するのは非常識。ネット民の反応も「おかしいと思わないのがおかしい」、「公立学校の税金無駄遣いに反対」などと批判的な意見が大半。中には「これで猛暑をバッチリ乗り越えられるね」などとシニカルな声も。

どうやら予算獲得にまつわる“汚いお金”が裏側にあるようで、この学校には予算の無駄遣い容疑がかけられ、教育省からは調査員が派遣される事態になったとのこと。

「行列する扇風機」は、そのほとんどが敢え無く撤去された。

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