「船の麺」と呼ばれる
クイッティアオルア

日本人にはあまり馴染みがないものの、タイでは多くの人々に広く親しまれているローカルフードのひとつに「クイッティアオルア」があります。かつて船が主要な交通手段だった時代に、運河を行き来する小舟の上で販売されていたことから“船の麺”を意味するこの名前が名付けられました。

現在は戦勝記念塔周辺に多くの専門店が集まり、当時の名残を感じさせる小さく軽い器で提供されています。一杯ごとの量が少ないため、食べ終えた器は回転寿司のようにテーブルに重ねて置くのが一般的です。

一度にさまざまな味わいが楽しめる

具材はルークチン(つみれ)や肉、空芯菜などシンプルなものが多い一方で、スープはトムヤムやナムサイ(豚骨スープ)などがあり、麺の種類・太さ、さらにはスープや麺の有無まで好みにあわせて自由に選べます。なかでも定番は、豚や牛の血を使用した「ナムトック」と呼ばれるスープ。ハーブやスパイスがふんだんに使われているため、意外にも臭みはなく、滋味あふれる濃厚さが特徴です。

さまざまな組み合わせを試して、自分だけのお気に入りの一杯を探してみませんか?。

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