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保護者と教師、教師と生徒、生徒同士など、学校の中では何かしらのトラブルはつきもの。
円満に解決できることもあれば、そうでないケースも多いため、学校関係者にとっては頭の痛い問題だ。
8月5日、ウタイターニー県にある某私立高校の教室内で事件が起こる。当時教室では数学の中間試験の採点結果が発表されていた。そこで1人の男子生徒(17歳)は自身の得点が18点(満点20点)であることに不満を持ち、「答えは合っているのに、どうして満点ではないのか」と女性教師に理由を求めたという。
これに対し女性は「答えだけでなく計算過程を書く必要があった」と返答。生徒の答案には答えのみが記載されていたため、たとえ正解していたとしても満点を取ることができなかったと説明した。
それでも納得がいかない生徒は教師と口論に発展し、怒りが最高潮に。机を蹴るなどした他、女性教師に対して何度も殴る、蹴るなどの暴行を働き、女性は左目の打撲、肋骨を骨折するなどの重傷を負った他、精神的にも深い傷を負ってしまった。
その後、生徒の両親が女性教師に謝罪。加害生徒は停学処分となり、その後退学手続きを行っているという。
一部報道によると、この生徒は成績優秀者でありながら暴力沙汰が絶えず、過去にもクラスメイトへの暴行や、父親への暴力といった問題行動を起こしていたことが判明。暴力的な一面があったようだ。
暴行を受けた女性教師は、今後も教壇に復帰する意思を示しているというが、心に受けた深い傷やトラウマを克服するには相当な時間がかかるとみられている。




