【シンガポール】五洋建設、地場同業大手KBEに29%出資

【亜州ビジネス編集部】

五洋建設は15日、地場建設大手コー・ブラザーズ・エコ・エンジニアリング(KBE)に28.84%出資する契約を交わしたと発表した。

第三者割当増資を引き受け、持分法適用関連会社化する。現地企業との資本提携により、シンガポールで土木分野の事業基盤を強化する。

5月28日付で株式を取得する予定。KBEの2位株主となり、取締役1人を派遣する。取得額は3807万シンガポールドル(約30億9000万円)。1株当たりの取得額は0.047シンガポールドルで、15日終値の0.036シンガポールドルを上回る。KBEの親会社であるコー・ブラザーズ・グループ(KBG)の出資比率は、現在の64.59%から増資後に約55%に低下する。

KBEは1975年創業。土木・建築工事や、水処理・廃水処理事業、パーム油精製・バイオエネルギー事業を手掛ける。五洋建設とは2017年に大深度下水道トンネル工事を共同で受注し、海底トンネル工事の施工を進めている。


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