【タイ】7月の建材価格6.3%上昇、鉄鋼の伸び加速

【亜州ビジネス編集部】

商務省の発表によると、2022年7月の国内建材価格指数の上昇率は前年同月比で6.3%だった。前月(5.5%)を上回り、3カ月ぶりに伸びが加速。鉄・鉄鋼製品(9.1%)の伸びが前月(6.2%)から拡大し、全体を押し上げた。主に石油や石炭など原燃料の値上がりが影響した。

鉄・鉄鋼製品は指数の構成比が25.4%と高く、全体に与える影響が大きい。全9品目中で全体の上昇幅を上回ったのは、鉄・鉄鋼製品、セメント(7.7%)、その他(7.2%)の3品目だった。他の6品目の上昇率は◆木材・木製品=4.4%◆コンクリート製品=5.5%◆タイル=4.6%◆塗料=1.3%◆衛生陶器=0.4%◆電気設備・配管=3.3%――。前月から伸びが加速したのは鉄・鉄鋼製品と塗料、その他の3品目で、セメントとコンクリート製品は減速、残り4品目は横ばいだった。

1〜7月の平均上昇率は前年同期比で7.0%。鉄・鉄鋼製品が12.7%と大きく伸び、全体をけん引した。


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