【タイ】23年のGDP予測を引き上げ=カシコン総研

【亜州ビジネス編集部】

カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は13日、2023年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比3.7%と発表し、これまでの予測(3.2%)から引き上げた。

中国のゼロコロナ政策終了に伴い、中国人観光客の増加や対中輸出の拡大を見込む。

外国人来訪者数は2400万〜2600万人と予測し、前月の予測(2000万〜2400万人)から引き上げた。うち中国人観光客が465万人に達し、新型コロナ流行前の42%の水準まで回復するとみている。

輸出額は0.5%減と予測。世界的な経済減速が足かせになるとみている。

一方、中国での消費拡大が追い風となり、果物やコメ、鶏肉、エビ、砂糖などが恩恵を受けると見込む。

インフレ率は3.2%の見通し

ドバイ原油価格が平均90米ドルとなり、前年(97米ドル)から落ち着くものの、電気料金や労賃の上昇などによるコスト高が物価を押し上げる要因になるとみている。


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