【ベトナム】ライオンが本格参入、医薬品メーカーに出資

【亜州ビジネス編集部】

ライオンは16日、一般用医薬品の生産販売などを手掛けるメラップ・ホールディング(本社:南部ホーチミン市)の株式36%を取得すると発表した。

これまでベトナム市場向けは一部商品の輸出にとどまっていたが、持続的な成長が見込めることから現地企業への出資により販売を強化する。

同日に株式売買契約を締結した。3月上旬にも株式を取得し、持ち分法適用会社とする。取得額は非公表としている。

メラップは2019年設立の持ち株会社で、資本金は2240億ドン(約12億5400万円)。一般医薬品を中心にヘルスケア領域で有力なブランドを持ち、ベトナム全土の医療機関や薬局をカバーする流通網と販売力を備えるという。ライオンは自社の製品開発・生産技術力を融合させることで事業拡大を図る。


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