【タイ】22年の会社設立5%増、2年連続プラス

【亜州ビジネス編集部】

商務省流通事業開発局の発表によると、2022年の会社設立登記数は前年比5%増の7万6488社だった。前年を上回るのは2年連続。

新型コロナウイルスの影響が薄れ、経済活動の活発化や観光業の回復がプラスに影響し、目標の7万2000社を上回った。25日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

業種別では建設業(7061社)、不動産業(4833社)、飲食業(3014社)の順に多かった。新型コロナ流行の影響で一時低迷していた飲食業は回復に向かっており、2月から11カ月連続で3位以内にランクインした。全体の登録資本金総額は87%増の4298億2881万バーツだった。

一方、全体の倒産数は13%増の2万1880社で、建設業(2012社)、不動産業(1023社)、飲食業(623社)の順に多かった。資本金総額は1270億4839万バーツだった。

同局は、23年の登記数を前年並みの7万2000〜7万7000社と予測。世界的な経済減速が足かせになる一方、中国人をはじめとする外国人観光客の回復がけん引するとみている。

12月は8%増

22年12月の登記数は前年同月比8%増の4008社だった。プラスは8カ月連続。業種別では不動産業(352社)、建設業(318社)、飲食業(201社)の順に多かった。全体の資本金総額は16%増の212億1560万バーツだった。

一方、倒産数は1%増の5784社、資本金総額は1%減の220億6976万バーツで、22年末時点の企業数は85万480社、登録資本金総額は21兆1900億バーツとなった。


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