【インドネシア】4月の消費者信頼感126.1、過去最高に迫る

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央銀行が9日発表した2023年4月の消費者信頼感指数は126.1となり、前月から2.7ポイント上昇した。前月を上回るのは2カ月連続。楽観と悲観の分岐点である100は19カ月連続で上回った。過去最高だった22年5月(128.9)まで2.8ポイントの水準まで回復している。

現在の経済状況に関する指数は116.6となり、前月から3.5ポイント上昇。3カ月連続で前月を上回った。12カ月連続で100を超えている。項目別では、◆現在の収入に関する指数=3.5ポイント上昇の123.9◆過去半年と比べた現在の雇用情勢に関する指数=4.2ポイント上昇の118.1◆現在の耐久財の購入意欲に関する指数=2.8ポイント上昇の107.8――だった。

経済の先行きに関する指数は2.0ポイント上昇の135.5となり、2カ月連続で上昇。項目別では、◆向こう半年の収入に関する指数=2.0ポイント上昇の137.9◆向こう半年の雇用情勢に関する指数=5.3ポイント上昇の136.5◆向こう半年の事業活動に関する指数=1.4ポイント低下の132.1――だった。

中銀は00年6月に消費者信頼感指数の集計を開始した。19年5月にそれまでの過去最高である128.2を記録した後、20年4月〜21年3月は新型コロナウイルス流行の影響で100を下回って推移。以降は新型コロナ流行の度合いに応じて楽観圏と悲観圏を行き来したが、新型コロナ規制の緩和に伴い21年10月以降は楽観圏にある。


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