【タイ】1月のホテル稼働率、67.5%にやや低下=業界団体

【亜州ビジネス編集部】

タイホテル協会(THA)の発表によると、2024年1月の国内ホテル稼働率は67.5%となり、前月(67.9%)からやや低下した。外国人観光客数がほぼ横ばいで推移する中、中国人観光客の回復が遅れていることなどで、4カ月ぶりに前月比マイナスとなった。前年同月(63.7%)との比較では改善したものの、新型コロナウイルス流行前の17~19年の1月平均(79.0%)を依然として下回る。

タイ中央銀行と共同で国内のホテル94カ所を対象に調査した。稼働率は5つの地方のうち南部が81.8%で最も高く、他は東部が73.6%、中部が66.0%、北部が55.7%、東北部が44.3%だった。

一方、人材不足に直面しているホテルは全体の50%となり、前月(65%)から改善した。

同協会は2月の稼働率を63.0%と予測した。ホテルの9割が中国人観光客の回復の遅れによる影響を受けていると指摘。ロングステイ(長期滞在)やテレワークなどを目的とする宿泊客や、中国人以外の外国人の誘致に力を入れていると説明した。


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