【タイ】都心の大型複合施設「ワン・バンコク」、25日に開業

【亜州ビジネス編集部】

大手財閥TCCグループが開発するバンコク都心の大型複合施設「ワン・バンコク」が25日に開業する。投資総額32億米ドルの国内最大級の民間開発事業で、敷地面積は約17万平方メートル。5棟のオフィルビルや5つの高級ホテル、3棟の高級住宅、商業施設、芸術文化施設などで構成される。

ルンピニ公園の隣接地に開発。国内初のホテル「ザ・リッツ・カールトン」や、三越伊勢丹ホールディングス(HD)による日本の「デパ地下」をイメージした高級スーパーマーケットなども出店する。これまでの報道によると、全体の完成は2026年以降とされる。

三越伊勢丹はバンコクで、1992~2020年に百貨店「バンコク伊勢丹」を運営していたが、近隣商業施設との競争が激化する中で撤退していた。ワン・バンコクでは、オフィス開発・運営にも参画する計画で、小売りとオフィス開発を組み合わせた事業を展開し、業容を拡大する。


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