【亜州ビジネス編集部】
化学メーカーのリケンテクノスは11月29日、南部ビンズオン省で進めていた塩化ビニル成形材料の生産設備増強が完了し、同月に稼働を開始したと発表した。工場新棟・新倉庫を設け、年産能力を約1.5倍に引き上げた。ベトナムで拡大が見込まれる自動車電線向けなどの需要を取り込む。
現地法人のリケン・ベトナムがベトナム・シンガポール第2工業団地(VSIP2)に構える工場を増強。22日に完成式を開催した。工場ではワイヤハーネスを中心とした自動車部材用の塩化ビニールコンパウンドを主に生産している。
リケンテクノスは、東南アジアを重点地域として事業拡大を進めている。昨年にはタイのバンコク近郊で現地合弁のリケン(タイランド)が工場新棟を開設した。