【ベトナム】11月の新車販売4.4万台、3年ぶり高水準

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が10日発表した2024年11月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比58.1%増の4万4200台だった。前年同月を上回るのは8カ月連続で、台数は21年12月以来、2年11カ月ぶりの高水準を記録。政府が9月から国内生産車の自動車登録料を半額化したことが追い風となった。

内訳は乗用車が55.2%増の3万4835台、商用車が69.6%増の9017台など。国産車は38.8%増の2万5114台、輸入車は93.6%増の1万9086台だった。国産車の販売が輸入車を上回るのは3カ月連続。政府が国産車の登録料を9~11月の3カ月間半額化していることが背景にある。

VAMA会員企業の販売台数は49.8%増の3万9608台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が47.7%増の8855台で首位となり、これに米フォード、韓国・起亜、三菱自動車が続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は29.1%増の1万303台で、VAMA首位のトヨタを上回る水準だった。

■1~11月は17%増

1~11月の新車販売台数(一部企業除く)は前年同期比17.2%増の30万8544台だった。内訳は乗用車が17.5%増の23万3325台、商用車が16.3%増の7万2871台など。国内生産車の販売は1.6%増の15万9868台、輸入車は40.4%増の14万8676台だった。

VAMA会員企業の販売台数は11.9%増の26万8576台。ブランド別ではトヨタ(レクサス含む)が18.7%増の5万9270台で最も多く、これにフォード、三菱自、起亜、マツダが続いた。VAMA非加盟の現代自は4.0%増の5万8849台で、VAMA首位のトヨタをやや下回った。


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