【亜州ビジネス編集部】
国際協力銀行(JBIC)は1月31日、丸中製菓(本社:兵庫県加西市)の現地法人に融資すると発表した。三井住友銀行との協調融資で、総額8447万バーツを提供。うちJBICは5913万バーツを上限とする貸付契約を締結した。同法人による新工場設置や販売事業を支援する。
中部アユタヤ県でパン・菓子を生産するデイプラスタイランドに融資する。同法人は新工場の設置で事業拡大を図っており、JBICは融資によって日本の産業の国際競争力維持・向上に貢献するとしている。
同法人は2014年設立。長期保存が可能なパンなどを生産し、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに供給している。もともとフジ日本精糖の子会社で、丸中製菓は21年に資本参加した後、22年12月に出資比率を51%に引き上げて子会社化した。