【アセアン】カンボジアの大型工場、24年末で2425カ所に

【亜州ビジネス編集部】

カンボジア工業科学技術革新省によると、同国では大型工場の数が2024年末時点で2425カ所に増えた。同年に新たに326カ所が開所し、26カ所が閉鎖した。プノンペンポストが伝えた。

年間の開所数は少なくとも20年以降で最多で、閉鎖数は同期間で最小だった。米中の貿易摩擦が激化する中、外国企業が関税回避などの目的でカンボジアなどの新興国に工場を移転していることが背景にある。

大型工場数を州市別にみると、プノンペンが818カ所で最多。これに首都近郊のコンポンスプー州とカンダル州がそれぞれ381カ所と358カ所、南部シアヌークビル州が257カ所、ベトナム国境の南東部スバイリエン州が232カ所、南部タケオ州が139カ所で続いた。

なお24年のカンボジアの貿易額は前年比16.9%増だった。輸出額は15.7%増の262億米ドル、輸入額は18%増の285億4000万米ドル。政府によるインフラ整備や主要国との貿易協定が、これらの成長を後押ししている。


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