【亜州ビジネス編集部】
大塚製薬は15日、南部バリアブンタウ省で建設を進めていたスポーツ飲料「ポカリスエット」の工場を開所した。現地での需要増に対応するため、ベトナム国内初の生産拠点を設けた。
現地法人の大塚ニュートラシューティカルベトナムがフーミー3特別工業団地の敷地5万平方メートルに建設した。従業員は81人。350ミリリットルと500ミリリットルのペットボトル製品を製造する。
大塚製薬は2012年にホーチミン市に合弁会社の大塚タン・ニュートリションを設立し、ベトナム市場に進出。これまではインドネシア工場からの輸入品を販売していた。同合弁は昨年に完全子会社化し、現社名の大塚ニュートラシューティカルベトナムに変更した。
ポカリスエットは現在20以上の国・地域で販売しており、2021年以降は海外での売上数量が日本国内を上回っている。