【亜州ビジネス編集部】
懐石料理を中心とした和食チェーンを展開する梅の花(本社:福岡県久留米市)は12日、ハノイ市に飲食・食品製造事業の現地法人を設立すると発表した。飲食事業の地場ジャビスターから、市内の和牛レストラン「NOBU」の従業員を含む全ての資産を譲受し、事業を引き継ぐ。
現地法人の梅の花ベトナムを7月に設立し、8月に事業を開始する。資本金は3000万円で、出資比率は梅の花が88%、個人3人が計12%とする。「NOBU」事業の取得額は非公表。同事業の2024年の業績は、売上高が4618万円、営業損益が1027万円の赤字だった。
海外進出はタイに次いで2カ国目。タイでは湯葉・豆腐を中心とした懐石料理店「梅の花」を展開している。今年1月に行われた25年4月期の中間期決算説明会では、27年4月期以降にベトナムでの多店舗展開に加えて、インドネシアやフィリピンなど東南アジアの他国への進出も目指す方針を明らかにしていた。





