【亜州ビジネス編集部】
三菱倉庫は22日、首都東郊に賃貸倉庫を開発すると発表した。不動産開発の地場セナ・デベロップメントと合弁を組み、30億円を投資する計画。三菱倉庫にとって初の海外不動産開発となる。「資産回転型」ビジネスモデルの一環で、開発後は施設を長期保有せずに一定期間の運用を経て資産を売却し、次の物件に再投資して資産・資本効率の向上を図る。
サムットプラカーン県のバンナー・トラート通り23キロメートル地点に「セナMLC1」を開発する。敷地面積は4万1000平方メートル、賃貸面積は2万3000平方メートル。来年1月に着工し、同年12月にも完成させる。
建設地はバンコク都内やスワンナプーム空港、東部のレムチャバン港へのアクセスに便利な立地という。「ネットゼロ倉庫」をコンセプトに温暖化ガス排出を抑えた設計とする。
合弁会社セナMLC1を通じて事業を手掛ける。同合弁の登録資本金は1億8000万バーツで、三菱倉庫が49%、セナが51%を出資する。今月20日に両社の調印式が行われた。





