【亜州ビジネス編集部】
カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は23日、2025年の国内外食市場が前年比3.0%増の5620億バーツ規模に拡大するとの予測を発表した。24年12月の予測(4.8%増の5720億バーツ)から下方修正。消費者の購買力が低下する中、外国人観光客数の伸び悩みがマイナスに影響するとみている。
形態別予測
◆屋台=4.7%増の2610億バーツ
◆フルサービスレストラン=1.1%増の2090億バーツ
◆ファストフードなどのリミテッドサービスレストラン=2.7%増の920億バーツ
屋台は基本的なメニューを手頃な価格で提供し、タイ人と外国人の間で人気が高まっていることから、堅調に成長すると見込む。フルサービスレストランは、消費者が支出を削減する対象となり、低い伸びにとどまる見通し。ただ食べ放題形式の人気は続くとみている。リミテッドサービスレストランでは、ピザやフライドチキンなどの店舗数の拡大が追い風になると予測した。
KRCは一方、飲料店市場(ベーカリー店とアイスクリーム店を含む)を1.9%増の842億バーツ規模と予測し、24年12月の予測(3.2%増の853億バーツ)から引き下げた。





