【亜州ビジネス編集部】
TOPPANホールディングスは5日、首都東郊サムットプラカーン県を本拠にクレジットカード製造などを手掛けるdzカードグループを買収すると発表した。自社とdzのカード製造拠点・発行拠点を融合し、アジア・アフリカを中心にサービスを強化する。
グループ会社を通じてdzの全株式を取得する。両社の製造拠点・発行拠点で材料調達のノウハウを集約し、サプライチェーン(供給網)の最適化を図る考え。また、両社が持つ販売基盤を生かして新サービスを推進する。
dzはバンプリー工業団地でプラスチックカードの工場を操業し、マレーシアやフィリピン、インド、タンザニアなどにも拠点を置く。年間のカード製造枚数は6500万枚。クレジットカードのほかIDカードや免許証なども手掛けている。





