【亜州ビジネス編集部】
日鉄エンジニアリングは26日、カナダの石油・ガス開発会社バレオラ・エナジーがタイ湾で開発する油田の海上設備を受注したと発表した。「セントラル・プロセシング・プラットフォーム(CPP)」と呼ばれる大規模な設備の設計・調達・製作・試運転を手掛ける。
バレオラによる「ワサナ油田」の再開発事業向けに、24本の生産井を有するCPPを新設する。日鉄エンジニアリングはこれまで、バレオラから同種の設備の新設や既存設備の改造・メンテナンス工事を長年にわたって請け負っており、豊富な実績などが評価されて今回の受注に至ったとしている。
CPPは、採掘した原油や天然ガスから水や不純物を除去するなどの機能を持ち、オフショア生産設備の中心的な役割を担う。オフショア生産設備の中心的な役割を担う。同油田ではCPPの新設により、生産量が2027年第2四半期に現在の2.7倍の日量1万バレルに拡大する見通し。





