【インドネシア】さい帯血保管のステムセル研究所、財閥系と合弁

【亜州ビジネス編集部】

さい帯・さい帯血の保管サービスを手掛けるステムセル研究所(本社:東京都港区)は15日、東南アジアでの細胞バンク事業で、大手財閥シナールマス・グループと合弁を組むと発表した。昨年11月に設立した東南アジア地域統括会社を合弁化し、域内での事業展開を加速する。

統括会社のステムセル・イノベーションズ(本社:シンガポール)に共同で増資し、両者の折半出資とする。シナールマス側は創業家の資産管理会社ビッグ・レインボー・インベストメント(本社:シンガポール)が出資する。

今月15日に合弁契約を締結し、来月に出資を終える予定。資本金を700万シンガポールドル(約8億400万円)に増強し、うち400万シンガポールドルは設備投資、300万シンガポールドルは運転資金に充てる。

2025年度はインフラ整備や体制構築を中心とした投資段階と位置付け、段階的にサービスを拡大する方針。将来は日本市場での事業規模と同程度の基盤構築を目指す。シナールマスと組むことによって、シンガポールに加えてインドネシアなど周辺国への進出も容易になると見込む。


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