【亜州ビジネス編集部】
通信事業のアルテリア・ネットワークス(本社:東京都港区)は、同社を含む9社によるコンソーシアム(企業連合)が、東アジアと東南アジアを縦断する大容量光海底ケーブル「アジア・ユナイテッド・ゲートウエー・イースト(AUGイースト)」を敷設すると発表した。総延長は8900キロメートル。2029年第3四半期に運用開始する。
AUGイーストは、日本から台湾、韓国、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシアを経由し、シンガポールを結ぶ。AI(人工知能)やクラウドなどの技術進歩で必要とされる大容量通信を支える。
シンガポールのシンガポール・テレコム(シングテル)がコンソーシアムの幹事社を務め、他に◆マレーシアのテレコム・マレーシア(TM)◆フィリピンのグローブ・テレコム◆ブルネイのユニファイド・ナショナル・ネットワークス◆米マイクロソフト◆同アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)──などが参加する。NECがEPC(設計・調達・建設)を担当する。
NEC、光海底ケーブル「SJC2」の敷設完了
NECは18日、アジア地域内10拠点を結ぶ大容量光海底ケーブル「サウスイースト・アジア―ジャパン・ケーブル2(SJC2)」の敷設工事が完了し、運用するコンソーシアムに引き渡したと発表した。総延長は約1万500キロメートル。同コンソーシアムには、◆KDDI◆シングテル◆タイのトゥルー・インターネット◆ベトナムのベトナム郵電公社(VNPT)◆インドネシアのテレコムニカシ・インドネシア・インターナショナル(テリン)──など9社が参加する。





