【フィリピン】6月の新車販売4%増、商用車は過去最多に

【亜州ビジネス編集部】

フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2025年6月の新車販売台数は前年同月比3.6%増の4万483台だった。前年同月を上回るのは3カ月ぶり。乗用車の落ち込みが続く一方、商用車の台数が過去最多を更新した。28日付各紙が伝えた。

乗用車は34.9%減の6922台と、6カ月連続の前年割れ。一方で商用車は17.9%増の3万3561台と大きく拡大し、これまで過去最多だった24年12月(3万1062台)を上回った。商用車では主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)が2割増の2万5316台だった。

1~6月の全体の販売台数は前年同期比2.0%増の23万912台。乗用車が23.8%減の4万5647台、商用車が11.3%増の18万5265台だった。ブランド別では首位トヨタが11万1276台でシェア48.2%を獲得し、2位の三菱自動車は4万4021台、3位の日産自動車は1万1859台だった。

電動車の販売台数は1万3490台。内訳はハイブリッド車(HV)が1万891台、電気自動車(EV)が2439台、プラグインハイブリッド車(PHV)が160台だった。トヨタのHVが電動車全体の半数以上を占める。

CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、下半期に向けてメーカーやディーラーは顧客体験の向上や新モデルの導入などに力を入れているとコメントした。同団体は、25年の年間販売台数が前年の46万7252台を7.0%上回る50万台に拡大し、3年連続で過去最多を更新すると見込んでいる。


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