【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車は1日、三菱車を専門に取り扱う販売金融会社の三菱自動車ファイナンスフィリピン(MMFP)が正式に営業を開始したと発表した。MMFPは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が出資する商銀大手セキュリティバンクとの合弁会社。同行が持つ包括的な金融サービスを顧客・ディーラーに提供することで、三菱車の販売拡大を推進する。
4月から先行して三菱車の販売店5カ所で営業を始めており、今月1日からは国内の全販売店(67カ所)で正式に営業を開始した。フィリピンでは新車購入時に自動車ローンを利用する人が多いことから、MMFPは三菱自動車の同国での事業拡大に向けて戦略的役割を担う。
MMFPは今年1月設立。三菱自動車が51%、セキュリティバンクが49%を出資する。三菱自動車はフィリピンを最重要市場の1つに位置づけており、現地の有力な金融機関であるセキュリティバンクとの提携で顧客満足度の向上に務める。
セキュリティバンクは1951年設立。300以上の支店を構えており、MUFGは20%を出資している。





