【亜州ビジネス編集部】
自動車製造を主軸とする地場コングロマリット(複合企業)大手チュオンハイ・グループ(THACOグループ)は16日、中部ダナン市(旧クアンナム省)に構えるマツダ車の工場で、スポーツ多目的車(SUV)「CX-3」の組立生産を開始すると発表した。これまでタイから完成車を輸入販売していたが、現地生産に切り替える。
先月に行われた「CX-3」の生産発表式では、同工場での累計生産25万台達成を記念する式典も行った。マツダの2024年の統合報告書によると、同工場では◆乗用車「マツダ3」◆高級モデル「マツダ6」◆SUV「CX-5」◆同「CX-8」――の4モデルを組立生産していたが、「マツダ6」と「CX-8」は既に生産・販売の終了が発表されている。
THACOは、マツダや韓国・起亜、仏プジョーなどの乗用車のほか、トラックやバス、トレーラーなど商用車を組立生産・販売している。





