【亜州ビジネス編集部】
伊藤忠商事は4日、製糖最大手のタインタインコン・ビエンホア(TTCアグリス)との間でベトナム市場での戦略的協業に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。これまでもTTCアグリスに製糖用原料を供給しており、安定供給のさらなる強化や、機能性甘味料・素材の共同開発・販売を推進することで合意した。
同日に東京で行われた日越農業協力対話ハイレベル会合に合わせて開催された「日・ベトナム官民フォーラム」内で覚書を締結した。伊藤忠が持つ原料調達網や先進的な機能性甘味料・素材の開発・用途提案力と、TTCアグリスの現地での強固な消費者接点を生かすことで事業拡大を図る。
TTCアグリスは複合企業タインタインコン(TTC)グループの傘下。国内砂糖市場で5割のシェアを占めるほか、バナナやココナツなどの青果も取り扱う。
日越が農業分野で12件の覚書
同フォーラムでは、伊藤忠の案件を含む12件の覚書が締結された。うち6件は三菱UFJ銀行など日本企業がベトナムの農業・環境省と覚書を締結。残り6件は企業間で交わされ、◆三菱総合研究所とアグリスマイル(本社:東京都千代田区)、農業大手PANグループ=ベトナムのコメ生産における土壌改良剤の実証事業◆兼松と農産物輸出大手インティメックス=ベトナム産コーヒーの品質・生産性向上に関する協業――などの案件があった。




