【亜州ビジネス編集部】
三井倉庫は19日、現地法人の三井倉庫インドネシアが輸送業務でイスラムの戒律に沿っていることを示すハラル認証を取得したと発表した。昨年9月に倉庫保管業務でも認証を得ており、保管から輸配送までハラルに基づく物流サービスの提供が可能になった。食品・飲料などで拡大する需要を取り込む。
宗教省傘下のハラル製品保証実施機関(BPJPH)から認証を取得した。ジャカルタ近郊の2拠点と東ジャワ州スラバヤの2拠点の計4拠点で、保有するトラック、トレーラーの計30台すべてにハラルに準拠した設備を導入。各拠点には専門の教育を受けた職員も配置した。
政府はハラル表示の義務化を段階的に進めており、まず昨年10月から国産の食品・飲料を対象に実施。今後は輸入食品・飲料や化粧品、医薬品への対象拡大を予定しており、国内でハラル認証製品の流通が増えると見込まれている。





