【マレーシア】大和ハウス、マルチテナント型物流施設の第3棟完成

【亜州ビジネス編集部】

大和ハウス工業は22日、首都圏セランゴール州シャーアラムで建設を進めていた物流施設が完成したと発表した。複数の顧客が入居できるマルチテナント型で、同社にとって海外最大規模の物流施設となる。現地の物流施設は3棟目。既存の2棟が満床のため、隣接地に新棟を設けて需要に対応する。

完全子会社のダイワハウスマレーシア・ロジスティックを通じて物流施設「DプロジェクトマレーシアIII」を新設した。総事業費は約170億円。地上3階建てで、延べ床面積は15万6122平方メートルに上る。1階では国内で需要が増えているコールドチェーン(低温物流)にも対応可能とした。最大12テナントが入居でき、来月1日に入居を開始する。

施設はクアラルンプール中心部から南西に約27キロメートルに立地し、クラン港とクアラルンプール国際空港(KLIA)の両方にアクセスしやすいという。


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