【フィリピン】三菱電機、阪急電鉄とJICAの鉄道省エネ事業に参画

【亜州ビジネス編集部】

三菱電機は6日、阪急電鉄と国際協力機構(JICA)が進めるマニラ首都圏のLRT(軽量高速鉄道)1号線の省エネ化事業に参画すると発表した。三菱電機は同路線向けに車両用電機品の豊富な納入実績を持つほか、日本国内の鉄道事業者向けに省エネソリューションを提供していることが評価され、事業参画が決まった。

阪急電鉄から業務委託を受けて技術協力に参画する。独自開発したデジタル基盤「セレンディ」を活用し、1号線の電力消費の現状把握・分析や省エネ施策の導入実現性・効果の検証を行う。

阪急電鉄とJICAは今年7月、LRT1号線の省エネ化に向けた技術協力を開始したと発表。運営会社のライトレール・マニラ(LRMC)からJICAが支援要請を受け、日本国内の鉄道の省エネ化で実績を持つ阪急電鉄に委託した。列車運行に関する電力消費の現状を把握・分析し、省エネ施策の導入に向けた評価とロードマップ(行程表)の作成を行う。実施期間は来年5月末まで。

阪急電鉄は昨年、JICAと共にLRMC株の一部を取得し、日本の大手民間鉄道として初めて海外鉄道事業に本格参入した。LRMCにはこのほか、住友商事や地場複合企業のメトロ・パシフィック・インベストメンツ(MPIC)などが出資している。


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