【亜州ビジネス編集部】
投資委員会(BOI)は14日、米国の半導体大手マイクロチップ・テクノロジーが新たに20億バーツ(約93億円)を投じ、半導体の組み立て・検査事業を拡大すると発表した。タイを地域の半導体検査拠点と位置付け、世界的な需要の高まりに対応する。
同社は現地法人のマイクロチップ・テクノロジー(タイランド)を通じて、東部チャチュンサオ県で2工場を操業。タイ人の従業員数は4500人に上り、グループ最大の組み立て・検査拠点となっている。世界で生産される同社製品の約9割がタイ工場で最終検査を経て出荷されているという。
同社は1995年にタイに進出して以来、継続的に投資を拡大。これまでに計12件の投資認可を取得し、累計認可額は380億バーツに達する。





