【シンガポール】三菱重工、ガスタービン発電設備を受注

【亜州ビジネス編集部】

三菱重工業は23日、西部ジュロン島に建設されるガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所に出力670メガワット(MW)の発電設備を納入すると発表した。IHI傘下のジュロン・エンジニアリング(JEL)と企業連合を組んで受注。2029年の運転開始を予定する。

フィリピン配電最大手のマニラ電力(メラルコ)などが出資するパシフィックライトパワーとの間でEPC(設計・調達・建設)契約を交わした。三菱重工は最新鋭のM701JAC形ガスタービンや、蒸気タービンなどの主要機器を供給。JELは現地工事と周辺機器供給を担当する。

発電所は二次電池電力貯蔵システム(BESS)も併設され、電力需要に合わせた柔軟なエネルギー管理を実現する。パシフィックライトは今年1月に水素燃料対応のGTCC発電所の開発権をエネルギー市場監督庁(EMA)から得ており、発電燃料には天然ガスの他に水素も使用されるとみられる。

パシフィックライトは同島で2014年からガス火力発電所(830MW)を操業している。また、今年5月には短時間で起動できる「ファストスタート発電ユニット」(100MW)を稼働させた。


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