【フィリピン】村田製作所、首都南郊で積層セラコンの工場新棟完成

【亜州ビジネス編集部】

村田製作所は22日、マニラ南郊で建設を進めていた積層セラミックコンデンサー(MLCC)工場の新棟が完成したと発表した。建屋のみの投資額は112億円。今後のモビリティー市場の成長に伴う中長期的な需要増に対応するため、生産体制を強化する。

現地法人のフィリピン・マニュファクチャリング・コーポレーション・オブ・ムラタが、バタンガス州のファースト・フィリピン工業団地に構える生産拠点に新棟を設けた。RC造の地上2階建てで建築面積は3万2454平方メートル、延べ床面積は7万7981平方メートル。同日行われた完工式には、遠藤和也・駐フィリピン大使らが出席した。

村田製作所はMLCCの生産体制を日本、中国、東南アジアに分散させてバランスよく生産能力を拡大する計画を進めており、2023年にはタイ北部と島根県太田市、24年には中国の江蘇省で工場新棟を稼働。来年3月には島根県出雲市の工場新棟の完成を予定している。


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