【亜州ビジネス編集部】
コマツは5日、タイとカンボジアで手掛ける建設・鉱山機械の合弁販売事業をマレーシアなど他の東南アジア4カ国に拡大すると発表した。マレーシアの完全子会社から4カ国の代理店事業を引き継ぐ。各国で一貫したマーケティング活動を展開するなど販売体制を強化し、域内で販売拡大・収益向上を図る。
4カ国の事業の共同経営に向け、合弁相手のタイ財閥系バンコク・モーター・ワークス(BMW)と関連契約を交わした。コマツが40%、BMWが60%を出資し、マレーシアとシンガポール、ミャンマー、ブルネイの代理店事業を共同で手掛ける。
BMWはポンプラパー財閥の自動車販売・部品大手サイアム・モーターズ(SM)グループの傘下。コマツとは2010年からタイで、15年からカンボジアで合弁会社を通じて販売代理店を経営してきた。コマツはマレーシアで以前まで現地企業と合弁で代理店事業を手掛けていたが、昨年に完全子会社化していた。





