【亜州ビジネス編集部】
四国化成ホールディングスは14日、傘下の四国化成工業が首都北郊パトゥムタニ県に現地法人を設立したと発表した。中国や台湾のプリント基板(PCB)メーカーのタイ進出が活発化する中、電子化学材料の販売や技術サポート、分析の体制を強化する。
四国化成(タイランド)を設立した。科学技術関連の研究機関や企業が集積する「タイランド・サイエンスパーク(TSP)」に入居する。資本金は200万バーツで、初年度は5人を雇用。PCB向け水溶性防さび剤「タフエース」や、銅表面に膜を形成して樹脂との密着性を高める表面処理剤「グリキャップ」などの販売を東南アジアで強化する。
域内では将来、タイなどを候補地に生産拠点の設置も検討し、化学品事業の世界展開を加速する。





