【亜州ビジネス編集部】
いすゞ車販売のトリペッチいすゞセールスは9日、いすゞ車のタイからの累計輸出台数が300万台を達成したと発表した。2002年にピックアップトラックの生産拠点を日本から移し、世界120カ国以上に輸出している。今年4月にはピックアップ「D-MAX」の電気自動車(EV)タイプ「D-MAX EV」の生産・輸出も開始した。
タイからはD-MAXと派生車の乗用ピックアップトラック(PPV)「MU-X」を輸出。累計輸出台数は14年に100万台、19年に200万台に達していた。タイでの生産台数は23年に累計600万台を達成しており、5割近くを輸出していることになる。
いすゞは1957年にタイで事業を開始し、63年に最初の自動車生産ラインを開設。66年に生産会社の泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立して74年にタイ国内向けピックアップの生産に着手した。99年の豪州向け輸出開始を皮切りに輸出を拡大し、02年には日本で行っていた海外向けピックアップの生産をタイに完全移管した。





