【ベトナム】三菱重工系、地場スアンティエンに鋼板生産設備を提供

【亜州ビジネス編集部】

三菱重工業傘下のプライメタルズテクノロジーズは、コングロマリット(複合企業)の地場スアンティエン・グループが北部ニンビン省(旧ナムディン省)で開発を進める鉄鋼生産の複合施設向けに生産設備を提供すると発表した。鋼板製品の生産ライン2本の新設に必要な設備として、電気アーク炉3基、ツイン取鍋炉3基、真空脱ガス装置3基、連続鋳造機1基などを提供する。

両社はこのほど同省での戦略的投資・協力契約を締結した。新設する生産ラインの1つ目では主に厚板を、2つ目では極薄のエンドレス熱延鋼板(eHRC)をそれぞれ製造する。

スアンティエンは、二酸化炭素(CO2)排出量を削減した鋼材「グリーンスチール」を生産する複合施設の開発を進めている。今年6月には年産能力750万トンの「ナムディン第1工場」と、200万トンの「ギアフン工場」を着工した。2028年6月に稼働を開始する予定で、自動車や船舶の製造に用いられる耐候性鋼などを製造する。


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