【亜州ビジネス編集部】
三井住友トラストグループは23日、資産運用大手の地場アハム・アセット・マネジメントを買収すると発表した。出資比率を現在の20%から最大で100%に引き上げて、連結子会社とする。今後も拡大が見込まれるマレーシア市場への進出の足がかりとし、将来はイスラム法に準じた金融サービスの拡大にもつなげる。
子会社のアモーヴァ・アセットマネジメント(旧日興アセットマネジメント)を通じて株式を取得する。複数回に分けて取得する可能性があるとしている。
アハムは2001年設立。クアラルンプールに本社を置く。国内で上位3社に入る資産運用大手で、先月末時点の運用資産残高は約1000億リンギ(約3兆7700億円)。機関投資家や年金基金、政府系機関、富裕層など幅広い顧客に多様な資産運用サービスを提供している。





