【亜州ビジネス編集部】
タイ国政府観光庁(TAT)は、2026年の外国人来訪者数を3670万人に引き上げる目標を明らかにした。中国人観光客の回復を軸に、積極的なプロモーションやキャンペーンを展開し、観光収入を前年比7%増の2兆7800億バーツに引き上げる目標。タイ人の国内旅行者数は延べ2億500万人超を目指す。12月29日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
外国人来訪者数の内訳は、アジア太平洋地域など近距離市場が全体の約70%(2570万人)、欧米や中東など遠距離市場が約30%(1100万人)を占めると見込む。
国・地域別では、中国からの来訪者数を24年と同水準となる670万人超に回復させることを目指す。25年の中国人観光客数は、タイで中国人俳優がミャンマーの特殊詐欺団に誘拐・監禁された事件や、ミャンマーで発生した大規模地震などが影響し、450万人まで落ち込んだとみている。
TATは、観光業が引き続きタイ経済のけん引役として重視されるとの見方を示した。新政権に対しては、タイ行き航空券を購入した外国人観光客に国内線航空券を無料で提供する事業の検討を要請するとしている。
観光・スポーツ省の集計によると、25年1~11月の外国人来訪者数は前年同期比7.3%減の2960万3881人だった。11月単月では前年同月比7.5%減の291万4810人となり、10カ月連続で前年同月を下回った。




