【亜州ビジネス編集部】
日本貿易振興機構(ジェトロ)は20日、「2025年度タイ国日本食レストラン調査」の結果を公表し、タイの日本食店数が前年比2.2%減の5781店だったと明らかにした。店舗数の減少は07年の調査開始以降で初めて。国内経済の低迷を背景に外食産業全体が伸び悩んでいるうえ、消費者の日本食に関する知識・経験値が向上し、市場全体が成熟期に入ったとしている。
ウェブサイトなどでの店舗数調査を25年8~10月に、12社・団体への状況ヒアリング調査を11~12月に実施。日本食メニューが過半である店舗を集計した。日本食店が集中するバンコクでは、主要顧客である日本人駐在員や観光客の減少も消費鈍化の要因になったという。円安進行で訪日タイ人が増え、すしや和牛など高級食材は本場の日本で食べたいという傾向も見られたとしている。
業種別の店舗数は和定食、懐石などの「総合和食」が1398店(2.8%減)で最多。これに「すし」1250店(2.3%減)、「ラーメン」823店(2.6%増)、「居酒屋」459店(4.4%減)が続いた。「焼肉」は9.0%減の394店となり、減少幅が最大だった。
地方別ではバンコクが2.4%減の2609店、近郊5県が3.1%減の846店、その他地方が1.9%減の2326店。客単価別では101~250バーツ(約520~1280円)が2116店で最も多く、これに251~500バーツが1490店で続いた。




