【亜州ビジネス編集部】
ベトナムと米国は18日、航空や通信、医療分野などの契約・協力合意を米ワシントンで締結した。トー・ラム共産党書記長の訪米に合わせたもので、契約総額は372億米ドル。ベトナム航空によるボーイング機の追加調達契約などが含まれる。ザ・インベスターなどが19日付で伝えた。
ベトナム航空はボーイングから737MAX型機を50機購入する約81億米ドルの契約を締結した。納入は2030~32年を予定しており、国内線とアジア域内路線の拡充を通じて運航効率と競争力の向上を図る。
航空分野ではまた、昨年に就航したサン・フーコック航空もボーイング787-9型機40機を購入する22億5000万米ドルの契約を締結。大陸間路線への展開を見据える。
さらに格安航空会社(LCC)のベトジェットエア(VJC)は航空機向けのエンジンや機体システムを供給する米RTX傘下のプラット・アンド・ホイットニーとの間で、エアバス機44機分のエンジン整備契約(54億米ドル)を結んだほか、ボーイング737-8型機6機の資金調達(9億6500万米ドル)についてグリフィン・グローバルと合意した。
通信分野では、ベトナム科学技術省が米スターリンクの現地法人に対し、固定衛星通信と移動衛星通信サービスの事業免許を交付した。衛星通信インフラの整備を通じてデジタル転換の加速が見込まれる。同現法は昨年9月設立で、ハノイ市に本社を置く。
医療分野では、ホーチミン市のタムアン総合病院が米メビオン・メディカル・システムズと最新型陽子線治療装置「S250-FIT」の導入契約を締結した。がん治療の高度化に資する設備投資として注目される。




