【タイ】1月は輸出入とも過去最高額を更新、電子の好調続く

【亜州ビジネス編集部】

商務省の23日発表によると、2026年1月の輸出額は前年同月比24.4%増の315億7310万米ドルとなり、過去最高額を8カ月ぶりに更新した。前年同月を上回るのは19カ月連続。世界的な需要拡大を背景に電子製品(67.0%増)の大幅増が続いている。旧正月連休のズレ(25年は1月、26年は2月)の影響もあったとみられ、輸入額も29.4%増の348億7650万米ドルと、同じく過去最高額を更新。貿易収支は33億340万米ドルの赤字で、4カ月連続の赤字となった。

輸出額は、全体の8割超を占める主要工業製品が29.8%増、1割超の農産物・加工品が1.8%減など。農産物はコメやキャッサバが2桁減だった。一方、変動の大きい金と石油、武器を除く輸出額は20.9%増だった。

電子はコンピューター・部品(68.2%増)がけん引しており、米国や中国、オランダなどへの輸出が引き続き拡大。マレーシアや中国向けのプリント基板(PCB、10.9%増)も2桁増を維持した。

車両・部品(12.6%増)は前月から伸びが加速し、日本や米国への輸出が伸びた。乗用車(27.5%減)の低迷が続く一方、ピックアップトラック(65.4%増)が増えている。

主要国への輸出では、全体の2割超を占め最大の米国(43.1%増)がここ数カ月は3~5割増で推移。コンピューター・部品やファクシミリ・電話・部品がけん引した。2番目に大きい中国(35.1%増)は2カ月連続で前年同月を上回り、コンピューター・部品や銅・銅製品が好調。3番目の日本(2.7%増)も2カ月連続のプラスで、車両・部品や銅・銅製品が伸びた。

輸入は原材料・半製品に含まれるPCB(197.9%増)が急伸。また、資本財に含まれる電気機械・部品(60.5%増)が前月に続く6割増となった。一方、電気自動車(EV)を含む自動車は42.6%減と大きく落ち込んだ。


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