【亜州ビジネス編集部】
カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は、2026年の実質国内総生産(GDP)成長率予測を前年比1.9%と発表し、1月の前回予測(1.6%)から上方修正した。政府が16日発表した25年第4四半期の実質GDP成長率が前年同期比で2.5%となり、KRCの予測(0.8%)を上回ったことに加え、輸出や民間投資が堅調に推移するとみて予測を引き上げた。
26年の輸出額の伸び率はプラス1.6%と予測し、これまでの予測(マイナス1.2%)から上方修正した。AI(人工知能)やデータセンター(DC)への投資が世界的に拡大する中、関連製品の需要が高まると見込む。特に集積回路(IC)など電子製品は輸出額伸び率が10%を超えると予測した。
民間投資の伸び率は1.8%と予測し、これまでの予測(1.2%)から引き上げた。データセンターや工業団地の建設が進むとみている。
インフレ率と外国人観光客数の予測は据え置き、インフレ率は0.4%、外国人観光客数は3410万人とした。外国人観光客数は前年(3300万人)を上回るものの、低い伸びにとどまり、新型コロナウイルス流行前の19年の4000万人を依然として下回る。
25年の実質GDP成長率は2.4%で、前年(2.9%)から伸びが鈍化した。家計債務の高止まりや外国人観光客数の落ち込みを背景に個人消費の伸びが引き続き減速した。ただ第4四半期には消費がやや持ち直し、年間の成長率はKRCの予測(2.0%)を上回った。




