【亜州ビジネス編集部】
日本の外務省は13日、東南アジア諸国連合(ASEAN)や米国などの各地域で実施した「海外対日世論調査」の2025年度版の結果を発表し、ASEANでは「今後重要なパートナーとなる国・機関」(複数回答)に中国を選ぶ回答者が最多だったことを明らかにした。中国は前回調査の2位から順位を上げ、前回調査で最多だった日本は2位に後退した。
調査は2025年10~11月にインターネットで実施。ASEANでは仏調査会社イプソスに委託し、加盟10カ国で300人ずつ計3000人を対象とした。前回調査は23年に行った。
域内では、今後重要なパートナーとなる国・機関に中国を選ぶ回答者が52%に上り、前回から10ポイント上昇。日本は45%に2ポイント上昇したものの、中国に抜かれた。3位はASEANの43%、4位は米国の40%で、順位に変動はなかった。
タイのみ日本が54%の首位
国別では10カ国のうち7カ国で中国が首位だった。タイのみ日本が54%の首位で、中国は46%の2位。また、南シナ海で中国と領有権を争うベトナムとフィリピンは米国が首位で、それぞれ61%、65%だった。ベトナムでは中国と日本が53%で同率2位となり、フィリピンは日本が57%の2位、中国が27%の8位だった。
域内全体で「最も信頼できる国・機関」は中国が22%、ASEANが20%、日本が17%の順。中国は8ポイント上げて前回の3位から浮上し、前回と同率だったASEAN、日本を上回った。
一方、対日関係については、93%が「友好関係にある」と回答。また、日本は「信頼できる」との回答が94%に達した。




