【タイ】2月の産業景況感指数、2カ月連続で上昇

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)が18日発表した2026年2月の産業景況感指数(100以上が好感)は90.0となり、前月から1.3ポイント上昇した。指数は2カ月連続で上昇し、11カ月ぶりの高水準を記録。米国の関税政策変更などがプラスに影響した。

クリアンクライ会長は指数上昇の要因として他にも、◆タイ中央銀行が政策金利を1.00%に引き下げたこと◆1月の外国直接投資(FDI)が増加したこと◆2月の旧正月に消費が拡大したこと――などを挙げた。米国の関税政策変更では、米連邦最高裁判所が「相互関税」を違法とする判決を下したことを受け、トランプ米大統領が新たな関税政策を表明。150日間の暫定措置として、関税が10%に引き下げられている。

一方、マイナス要因には、◆繊維や家具などの工業生産が低迷していること◆カンボジア国境で森林火災が発生したこと――などを挙げた。また、3月の最新状況として、中東情勢の悪化がエネルギー価格や生産コストに影響を与えていると懸念を示した。

3カ月後見通し指数は97.4となり、前月から1.5ポイント上昇した。果物収穫量の増加や新政権の景気刺激策などに期待が高まり、6カ月連続の上昇となった。

指数は「良い、良くなった」と回答した企業の割合から「悪い、悪くなった」と回答した企業の割合を差し引き、100ポイントを足した値。100を上回れば「好感」とされる。今回の調査対象は製造業の1340社。


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