【タイ】2月の輸出10%増、米国向け電子の大幅増続く

【亜州ビジネス編集部】

商務省の24日発表によると、2026年2月の輸出額は前年同月比9.9%増の294億3970万米ドルだった。世界的な需要拡大を背景に主力の電子製品(56.8%増)の米国向けを中心とした大幅増が続いている。一方、電子部品などの輸入も伸びており、全体の輸入額は31.8%増の322億7330万米ドルに拡大。貿易収支は5カ月連続の赤字となった。

輸出額は、全体の8割超を占める主要工業製品が13.3%増、1割超の農産物・加工品が5.7%減など。農産物は主力のコメ、キャッサバ、ゴムの落ち込みが続いている。一方、変動の大きい金と石油、武器を除く輸出額は11.0%増だった。

電子はコンピューター・部品(49.8%増)などの伸びが高く、米国や中国、シンガポールへの輸出が好調。プリント基板(PCB、6.3%増)も引き続き拡大している。

車両・部品(7.8%増)は3カ月連続のプラスで、日本や豪州、米国向けが伸びた。乗用車(34.8%減)が低迷する一方、ピックアップトラック(56.6%増)の大幅増が続いている。

主要国への輸出では、全体の2割超を占め最大の米国(40.5%増)がここ数カ月は3~5割増で推移。コンピューター・部品やファクシミリ・電話・部品がけん引した。2番目に大きい中国(0.4%増)は3カ月連続で前年同月を上回り、果物や銅・銅製品が好調。3番目の日本(9.7%増)も3カ月連続のプラスで、車両・部品やコンピューター・部品が伸びた。

輸入は原材料・半製品に含まれるPCB(89.8%増)や、金(154.4%増)、資本財に含まれる電気機械・部品(91.0%増)が大きく拡大した。一方、電気自動車(EV)など自動車は前月に続く4割超の落ち込みとなった。

1~2月の累計は、輸出額が前年同期比17.0%増の610億1270万米ドル、輸入額が30.5%増の671億4980万米ドル、貿易収支が61億3710万米ドルの赤字だった。


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