【亜州ビジネス編集部】
政府は23日、軽油とガソリンの小売価格引き上げを決め、24日から実施した。これにより各給油所の販売価格は軽油で1リットル当たり1.80バーツ(約8.8円)上昇。新たな価格は32.94バーツとなり、政府が17日に設定した上限価格の33バーツに迫った。値上げは18日以来で、ガソリンは2.00バーツの引き上げとなった。各紙が伝えた。
石油燃料基金から補助金を出して価格を抑制しているものの、中東危機を背景とする足元の原油価格高騰で基金の負担が増大。長期的な価格安定には負担を軽減する必要があると判断し、補助金の減額を決めた。1日当たりの負担は24億バーツに上っていたという。
国境を接するマレーシアとの価格差を縮小し、密輸出を防ぐ狙いもある。同国の軽油価格は16日時点の32.40バーツから現在は38.70バーツに上昇している。
原油高騰の市民への影響を緩和するため政府は今月4日から一時的に軽油とガソリンの小売価格を凍結したが、補助金が膨らんだことから18日に値上げを開始。軽油価格については段階的に33バーツまで引き上げるとしていた。




