【亜州ビジネス編集部】
住友林業は15日、ベトナムで農業残渣(ざんさ)を原料とするバイオエタノール用糖の製造調査事業を行うと発表した。通常は廃棄されるカシューアップルを活用してバイオエタノール用糖を製造するほか、製造時に発生する副産物をさらにバイオディーゼル燃料や再生航空燃料(SAF)の原料として活用する可能性を調査する。
調査期間は来年2月まで。カシューアップルの回収から製品の販売までを含むサプライチェーン(供給網)全体の事業性を評価し、商用生産システムの構築の可能性を検討する。今回の調査事業は、経済産業省が公募する「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択された。
ベトナムは世界有数のカシューナッツ生産・加工国だが、ナッツ収穫後に副産物として発生するカシューアップルの大半は活用されることなく農地に廃棄されている。一方、国内ではガソリンへのバイオエタノール混合率の引き上げが進められており、持続可能で安定的な非可食原料由来のバイオエタノール原料の確保が重要な課題となっている。




