【シンガポール】東洋エンジ、アスターからエチレン工場改造2件を受注

【亜州ビジネス編集部】

東洋エンジニアリングは20日、インドネシア系の製油・石油化学品メーカー、アスター・ケミカルズ・アンド・エナジー(旧シェル・エナジー・アンド・ケミカルズ・パーク)からブコム島のエチレン工場の改造事業2件を受注したと発表した。東洋エンジニアリングがかつて建設した工場で、同社の建設経験を踏まえた高い知見が評価されて受注に至ったとしている。

2件は「エチレン冷却ユニット改造事業」と「ガスタービンユニット統合事業」。冷却ユニット改造については昨年に受注した基本設計(FEED)業務に続くもので、今回は詳細設計・調達サービス・建設管理(EPsCm)業務を担当することが決まった。

アスターは工場増強を通じてエチレンの輸出能力を倍増させる計画。同事業では日立インダストリアルプロダクツが遠心圧縮機を受注している。

ガスタービンユニット統合では、東洋エンジニアリングは基本設計業務を手掛ける。工場全体のエネルギー効率向上を図るもので、脱炭素への貢献が期待されるという。

アスターは同島で製油所と年産能力110万トンのエチレンクラッカーを操業。また、西部のジュロン島にエチレンオキシドやエトキシレートを生産する石化工場も持つ。昨秋にはブコムに再生航空燃料(SAF)の工場を建設する計画も発表した。

同社はもともと英シェルの傘下だったが、昨年2月にインドネシアの石化最大手チャンドラ・アスリ・パシフィックがスイスの資源大手グレンコアとの合弁会社を通じて買収した。


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